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20周年を迎えたスパム
クリスティーン・バリー(Christine Barry)(バラクーダネットワークス、チーフブロガー)

2014年05月15日

最初のスパムが登場して以来、今月で20年が経過しました。

未承認メッセージには、実に20年を超える歴史があります。最も古い未承認メッセージは1864年、歯医者のMessrs. Gabrielのサービスを宣伝した電報です。当時も未承認メッセージは嫌われていますね。

商業目的のスパムは、1994年4月12日に初めて登場しました。2人の弁護士が、Usenetのすべてのニュースグループに対して宣伝目的のメッセージを大量送信したのです。このメッセージでは、ローレンス・キャンター(Laurence Canter)氏とマーサ・シーゲル(Martha Seigel)氏がすぐにサービスを提供できることを宣伝しているのですが、次のような理由から、営利を目的にした最初のスパムだとみなされています。

  • 5,500のUsenetグループに送信されました。これは、当時のネチケットに違反しています。
  • Usenetへのメッセージ送信には、Perlスクリプトが使用されました。
  • 類似したメッセージが6月に再度送信されています。
  • Canter氏とSeigel氏は1,000人の新規顧客を獲得したと主張し、「わずか数ペニーで、10万ドルの広告宣伝費を浮かせた」と語っています。

両氏は6月に2回目のメッセージを送信しましたが、アーント・ガルブランドセン(Arnt Gulbrandsen)氏は、Usenetをクロールしてメッセージを削除するキャンセルボットを作成しました。これが、Usenetで最初に登場したキャンセルボットです。

これ以降、スパムは一大ビジネスへと成長しました。

  • 非常識な方法ではありますが、スパマーはスパムで収益をあげています
  • 企業は、ネットワークをスパムから保護するためにコンサルタントや従業員を雇っています
  • ウイルス対策やマルウェア対策などのテクノロジの売り上げは、膨大な額にのぼります
  • スパムの処理は、帯域幅などのリソースを消費します

調査によると、現在送信されているメッセージの70%がスパムです。ただし今月は、今年になって初めて全メールに占めるスパムの割合が70%を下回りました。毎年、スパムの比率は数パーセントずつ低下しているものの、2014年を通してスパムの数はほぼ変わらないと専門家は予測しています。また、ハムのような「グレーメール」は今後も増加していくでしょう。


スパムの数はさほど変わりませんが、手口は常に巧妙化しています。最初は合法的な宣伝だったスパムは、詐欺行為のスキャムになり、マルウェアや悪意のあるファイル、さらにはフィッシングやソーシャルエンジニアリングへと変化しています。一方、SpamhausやAPWGといったスパムに対抗するグループが登場し、スパム対策テクノロジも大きく進化しました。

さて、皆様はスパム20周年をどのようにお祝いしますか?バラクーダネットワークスでは、Barracuda Spam Firewallに新機能と拡張をいくつか追加しました。詳細については、数週間のうちにブログでご紹介しますのでどうぞお見逃しなく。

※本内容はBarracuda Product Blog 2014年4月25日Spam turns 20を翻訳したものです。


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