あらゆる規模の企業に影響を及ぼすサイバーセキュリティ戦略の変化

セキュリティとストレージのリーディングカンパニー > ブログ > バラクーダネットワークス > あらゆる規模の企業に影響を及ぼすサイバーセキュリティ戦略の変化

あらゆる規模の企業に影響を及ぼすサイバーセキュリティ戦略の変化
Mike Vizard

2017年07月31日

昨年、サイバーセキュリティで目立った変化といえば、ITそのものが武器化していることです。多くのセキュリティプロフェッショナルにとって、これは新たな発見ではありませんが、これに気付くITリーダーやビジネスリーダーが増えるに従って、ITを話題にするときのトーンに変化が生まれてきています。また、「デジタルなインタラクションが可能であれば、どの企業も国益の損失をもたらす可能性がある」という認識が、世界中の政府機関に広がりつつあります。

今週、国連が発表したGlobal Cibersecurity Indexレポートでは、この脅威を各国政府機関が重視し、対策に着手したことが報告されてます。国連が後援するITU(International Telecommunications Union)のメンバー192カ国のうち、38%が正式なサイバーセキュリティ戦略を発表しており、さらに12%は策定中です。もちろん逆を考えれば、ITUのメンバーの50%はサイバーセキュリティ戦略を策定していないことになります。

サイバーセキュリティ戦略の策定はある種の前進ではあるものの、その実践には、机上の空論に満足せず行動に移す必要があります。レポートでは、特にサイバーセキュリティに取り組んでいる国として、シンガポール、米国、マレーシア、オマーン、エストニア、モーリシャス、オーストラリア、グルジア、フランス、カナダが評価されています。

政府機関とつながりのない企業は存在しないわけですから、ITリーダーとビジネスリーダーは各国政府の姿勢を理解しておく必要があります。各国のサイバーセキュリティ戦略は、政策方針書の枠組みを超え、更に厳格化していくでしょう。政府機関と契約する条件として、定期的に実施されるサイバーセキュリティ監査に合格することが求められます。取引する政府機関が多くなるほど、監査の頻度も高くなるはずです。

一般的に、監査結果を気にするビジネスリーダーやITリーダーはいません。ところが、サイバーセキュリティ監査が単なるイベントでなくなる日は近く、それを受け入れざるを得なくなるでしょう。サイバーセキュリティ監査は、実施日が決まった単発のテストではなく、継続的にチェックが行われるテストになるのです。コンプライアンス認定を発行する政府の役人ですら、認定は発行後すぐに価値がなくなることを感覚的に理解しています。流動性を増すITの世界では、安定したものなどもはや存在しません。たとえば、頻繁にリリースされるアプリケーションアップデートは、IT業界の新基準になっています。

第二次世界大戦中、政府は「情報を漏らすと味方の損害を招く(口は災いの元)」という標語のもと、大量のリソースを投じて国民を教育しました。これを近年のサイバーセキュリティに置き換えれば、これは「データ漏洩は国家的損害を招く」となるでしょう。諜報員は、暗号化されていない政府取引の断片をつなぎ合わせて、全貌を把握するスキルを持っています。デジタル時代の今、敵対する国家の冷戦状態が解消する兆しはありません。リソース不足で効果的なサイバーセキュリティ戦略を実践できない企業は、世界中の政府機関から相手にされなくなる時代がやってきます。つまり、政府機関との取引に依存している企業の場合、事業の存続は難しくなります。これは、企業にとって残念な結果ではありますが、多くの政府職員が「何としても避けなければならない」と考えるリスクなのです。


マイク・ヴィザード(Mike Vizard)氏は、25年を超えるIT業界での経歴に基づいて、InfoWorld、eWeek、CRN、Baseline、ComputerWorld、TMCNet、Digital Reviewなど、さまざまなサイトで編集や寄稿を担当しています。現在マイクは、IT Business Edgeでブログ記事を投稿しており、CIOinsight、The Channel Insider、Programmableweb、Slashdotにも寄稿しています。マイクはブログで、新登場のクラウドテクノロジとしてIntronis MSP Solutions by Barracudaを紹介しています。

マイクとつながりたい方は、LinkedInTwitterGoogle+をご利用ください。


*本内容はBarracuda Product Blog 2017年 7月7日 Changes Cybersecurity Defense Stances to Impact Businesses of All Sizes を翻訳したものです。


コラム(バラクーダブログ)一覧へ

お役立ち情報満載の資料ダウンロード|機能詳細、導入構成、モデル一覧などお役立ち情報が満載です。

お問い合わせはこちら

03-5436-6235 受付時間 平日9:00〜17:00

Webからのお問い合わせはこちら