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Google Workspaceの多層防御が必要な理由

Google Workspaceの多層防御が必要な理由 のページ写真 1

Melissa Tetreau著  

Google Workspace標準の保護機能だけでは、現代のメール脅威に対応できない理由 

重要ポイント:

  • メールは単なるコミュニケーション手段ではなく、クラウドアプリ、データ、財務ワークフロー、アイデンティティへの入口にもなっています。  
  • 標準のメールセキュリティだけでは、コンテキストを十分に把握することができません。 多層型のメールセキュリティは、何らかの脅威がすり抜けることを前提に、その対策が図られています。  
  • 効果的な保護は、メールの配信前後で脅威を検知する機能に加え、自動化とコンテキストを組み合わせることで、対応を迅速化し、ユーザーが危険なメールを開いたり操作したりする可能性を減らし、全体的なリスクを低減します。 

Google Workspaceは、何百万もの組織における重要なコミュニケーション基盤となっています。メール、ドキュメント、チャット、コラボレーションが一か所に統合されているため、 チームは迅速に連携し、どこからでも働くことが可能になります。 また、Google Workspaceには、大量のスパム、フィッシング、既知のマルウェアを日々ブロックする堅牢なセキュリティ機能が標準で実装されていることも評価すべきポイントです。また、Google Workspaceには、大量のスパム、フィッシング、既知のマルウェアを日々ブロックする堅牢なセキュリティ機能が標準で実装されていることも評価すべきポイントです。 

しかし、メール脅威の性質は、標準の保護機能だけでは対応できないスピードで変化しています。  

現代の攻撃は、複雑化しています。 技術的な脆弱性ではなく、人間の信頼を悪用するように巧妙に設計されています。 攻撃者は必ずしも大量の迷惑メールで受信トレイを埋め尽くす必要はなく、巧妙に作成した1通のメールだけで、認証情報を窃取し、アカウントを乗っ取る恐れがあります。世界中で毎日34億通の悪意あるメールが送信されている中で、それらのごく一部のメールがすり抜けるだけでも、深刻な影響を及ぼす可能性があります。 

メールは企業の入口 

Google Workspaceでは、メールはアイデンティティや業務ワークフローと密接に結びついていることから、攻撃対象領域とフィッシングやなりすましが成功した場合の影響の両方が拡大しています。 

調査によると、Google Workspaceを標的としたアイデンティティベースの攻撃は前年比で127%増加しており、サイバー攻撃者は従来の無差別型フィッシングから、侵害されたアカウントや信頼関係を悪用する標的型攻撃へとシフトしています。ビジネスメール詐欺(BEC)はその典型的な例です。 

63%の組織が過去1年間に少なくとも1回のBEC攻撃を経験しており、攻撃者は経営幹部、取引先、パートナーになりすまして、不正な送金や機密情報の取得を狙っています。これらのメールは、通常の業務連絡を装い、絶妙なタイミングで送信されるよう緻密に設計されています。 

アカウントの乗っ取りも同様のパターンで発生します。 窃取された認証情報は、侵害につながる最も一般的な初期アクセス方法の1つです。 攻撃者がアクセスを一度取得すれば、外部からではなく内部から操作できるようになります。  

標準の保護機能の限界   

Google Workspace標準のセキュリティ機能は、主に既知の脅威を大規模にブロックするよう最適化されており、コンテキストや攻撃の意図、進化する攻撃者の動作までを十分に把握することを前提には設計されていません。 

Google Workspaceは、基盤となるセキュリティコントロールとして認証を採用していますが、一見信頼できそうに見える、あるいは認証済みの送信元から発生する攻撃に対処するには、追加の保護レイヤーが不可欠です。 これには、侵害されたアカウントやアイデンティティのなりすましといった脅威が含まれます。  

さらに、Google Workspaceにおけるメールセキュリティの対応範囲は、設定やライセンス階層によって異なります。 高度なフィッシング対策やマルウェア対策、調査機能の一部は、上位エディションでのみ利用可能であったり、管理者による明示的な有効化が必要であったりします。そのため、可視性や対応にばらつきが生じやすく、セキュリティチームが一貫した形で把握・管理することが難しくなります。 

多くの環境では、メール配信後の調査や対応は依然として手作業に依存しています。 セキュリティチームは、ユーザーが報告したメッセージ、ログ検索、手動でのクリーンアップといった時間のかかる対応に頼らざるを得ず、このような対応の遅れが大きな問題になっています。 自動化の欠如は、インシデント対応を遅らせる大きな要因であり、悪意のあるメールが除去されず長く受信トレイに残ることで、ユーザーが操作してしまうリスクが高まります。

Barracuda Email ProtectionがGoogle Workspaceにもたらす価値 

Barracuda Email Protectionは、Google Workspaceと連携し、ユーザー体験を損なったりメールフローを変更したりすることなく、標準のメールセキュリティを強化します。バラクーダは、Googleの基本的な保護機能を置き換えるのではなく、メールの配信前後におけるアクティビティを含め、攻撃の意図や振る舞いに対するより深い可視性を提供することで、保護機能を拡張します。 

APIベースの統合により、MXレコードの変更なしでシームレスに導入でき、Google Workspaceのエディションや設定に関係なく、すべてのユーザーに一貫した保護を適用します。 これにより、ライセンスの違いや手動設定によって生じる保護範囲のばらつきを解消できます。  

バラクーダは、挙動や関係性のコンテキスト(送信者の長期的な行動、過去のコミュニケーションパターン、文体、なりすましの兆候、ドメイン類似性など)をもとにメールを分析し、認証やレピュテーションチェックをすり抜けるソーシャルエンジニアリング攻撃を検知します。これにより、技術的には正当で一見通常のメールに見える場合でも、詐欺や取引先のなりすまし、会話の乗っ取りといった脅威を特定することが可能になります。  

メールの配信後も保護は継続されます。 バラクーダは受信トレイを監視し、侵害されたアカウントや不正な返信、遅行性のペイロード攻撃など、初期の防御をすり抜けた脅威や後から顕在化する脅威も検知します。  

脅威が確認されると、バラクーダは影響を受けた受信トレイから悪意あるメールを自動的に削除します。これにより、メールの滞留時間を短縮し、ユーザーが危険なメールを開いたり操作したりするリスクを低減するとともに、手動でのクリーンアップを不要にします。 リソースが限られたセキュリティチームにとって、この自動化は対応の迅速化につながり、信頼が悪用されたり被害が拡大したりする前に攻撃を封じ込めることを可能にします。 

Google Workspaceの多層防御が必要な理由 のページ写真 2
Barracuda Email Protection – Google Workspace  
Google Workspaceの多層防御が必要な理由 のページ写真 3
Barracuda Email Protection – スピアフィッシング攻撃  

実際のメール攻撃に効果的に対応するセキュリティ機能   

メールは現在も最も悪用されている攻撃ベクトルです。その理由は「今もなお有効な攻撃手段」であるためです。 アイデンティティが新たな境界となる中で、技術的な脆弱性を突く攻撃よりも、信頼や正当に見えるアクセスを悪用する攻撃が増加しています。 こうした脅威に対抗するには、現代の攻撃手法に即したメールセキュリティが求められます。  

特に小規模なセキュリティチームにとっては、どのような脅威がすり抜けるかだけでなく、受信トレイに到達した後、どれだけ迅速に特定・排除できるかが重要な課題となります。 多層型メール保護は、意図を踏まえた検知と配信後対応の自動化によってこの負担を軽減します。その結果、より迅速な封じ込めと、ユーザーが危険なメールを操作するリスクの低減が可能になります。現代の脅威環境において、多層防御はもはや不可欠な要件です。  

Google Workspaceのセキュリティを強化する多層型メール保護について学ぶ  

今後開催されるバラクーダのウェビナーにぜひ参加して、最新のメール攻撃が標準の防御機能を回避する手法や、多層型のメール保護で脅威の検知、調査、対応をサポートする方法をご確認ください。  

原文はこちら:
Why layered protection matters for Google Workspace
Apr. 8, 2026 Melissa Tetreau
https://blog.barracuda.com/2026/04/08/why-layered-protection-matters-for-google-workspace

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