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導入事例

Barracuda CloudGen Firewall 導入事例

北海学園様導入事例〜インターネットラインを10Gbpsで統合したより良いICT環境の構築を目指し、Barracuda CloudGen Firewallを導入〜

北海学園は、1885年に設立された「北海英語学校」を前身とし、現在では、北海学園大学、北海商科大学、北海高等学校、北海学園札幌高等学校の4校を擁しています。北海道で、最も歴史がありながら最大の私立学校法人で、4校合わせて11,000余の学生・生徒が在籍しています。今回は、学校法人北海学園 本部事務局 システム開発室 室長 中本一康様と、導入支援及びシステム設計・運用を行なっている株式会社SIDソリューションズ 代表取締役社長 清水和幸様に、バラクーダのファイアウォール製品「Barracuda CloudGen Firewall F800/ F900」をはじめとするバラクーダ製品の導入とその効果についてお聞きしました。

Chugai(左から)北海学園 中本一康さん、SIDソリューションズ 清水和幸さん


Q. バラクーダ製品を、どのような経緯で導入されましたか?

本学園は、学校法人北海学園のもと、大学および高校あわせて4校を運営しています。システムに関しては、各校が別々に設計及び運用をしているのではなく、学校法人北海学園のシステム開発室が予算やシステムの構築も含めて、全体を管理しています。バラクーダ製品の導入については、2016年の時点で、ファイアウォール製品「CloudGen Firewall F800」を導入し、4月から稼働をはじめました。その後、同シリーズのF400を、次いでバラクーダのロードバランサ製品「Barracuda Load Balancer ADC 440」と同シリーズの840を、段階的に導入しています。バラクーダに関しては、製品を販売して終わりということではなく、導入後もパートナーとしてきちんと面倒を見てくれるため、その点も評価して、最終的には傘下の全ての学校で製品を導入しています。

Q. バラクーダ製品を導入した理由について、教えてください。

大学においては、従来からICTを活用した学習者本位の教育の実現に向けて取組んでいましたが、一昨年からのコロナ禍の影響もあり、遠隔教育等が円滑に利用できるネットワーク環境の高度化が急務となりました。

また、高校においても、文部科学省の推進する子供たち一人ひとりに個別最適化された創造性を育む教育ICT環境の実現に向けて、全国の児童・生徒に一人一台のコンピュータ端末と高速ネットワークを整備する「GIGAスクール構想」を背景に、本学でも2021年度から年次計画で生徒全員にタブレットパソコンを持たせることにし、校内のどこからでも無線LANを利用して学習ができる環境の整備を始めています。

具体的には2022年10月に4校のインターネットラインを10Gbpsで統合し、今まではバラバラで使用していたファイアウォールやIPS(不正侵入防止システム)のラインを統合するため、バラクーダのCloudGen Firewall F800二台とF900二台を導入し、切替えの準備を進めているところで、2023年度にはセンタースイッチの入口まで、全てを10Gbps化する予定です。

Q. 導入における課題は何かありますか?

4校分のファイアーウォールを統合するため、今はルール的に綺麗に統合できるかどうかなど、検証をしているところです。これまでに、学校ごとに運用構築していた管理体制を、今回は上流を10Gbpsにまとめて一本化し、整理しようとしています。

北海学園様導入事例〜インターネットラインを10Gbpsで統合したより良いICT環境の構築を目指し、Barracuda CloudGen Firewallを導入〜 のページ写真 1
(左から) 北海学園 今井克俊さん、SIDソリューションズ 西山慎介さん

Q. バラクーダ製品導入後は、どのような点を評価されていますか?

まずは、当たり前のようですが、安定して稼働している点を評価しています
「文科省からのルールの変更も頻繁にあり、SIDソリューションズでその対応を常時サポートしておりますが、そのような変更があっても安定して稼働しているため、安心して運用できます」(SID、清水様)

これまで利用しているバラクーダ製品において、本学で最も重要視している点は、「何かあったときにすぐに情報が確認できるような状況を作っておきたい」ということです。この点において、バラクーダの製品に関しては様々なログを細かな部分まで取得でき、それを可視化できるところを高く評価しています。

また、特にファイアウォール製品においては、ルール設計やポリシー設計がしやすく、コンセプト的にも出来が良いと感じています。どんなネットワーク構成にも合わせて、柔軟に構築できるところも魅力です。

Q. 北海学園では、ICTをどのように活用し、今後も学生の教育環境の充実を図っていこうと考えていますか?

ICTの高度化と利活用はこれからの教育機関にとって、必須要件であると考えています。継続的に学園全体のネットワークを高度化し、ストレスのないBYODを実現し、学生・生徒が社会人になるまでに必要なICTスキルを修得できる環境を提供していきたいと考えています。また、併せてリテラシー教育やデータサイエンス教育にも注力し、ハード・ソフトの両面から人材育成を推進していこうと考えています。

Q. 今後バラクーダ製品に期待する事はありますか?

今回導入するCloudGen Firewallとの親和性も高く、簡単に外部から学生や職員がアクセスできるゼロトラストモデルのネットワーク環境を構築できる「CloudGen Access」には興味を持っています。製品の基本コンセプトには共感をしているので、学生や職員に向けたより良いICT環境を構築するために、次回の更新時期にあわせ導入を検討していきたいと考えています。

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