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ランサムウェアを超えて:ほかのマルウェアの脅威について

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トピック: Managed Services

2022年10月14日、Kevin Williams

 

 ランサムウェアがいかに企業や組織に侵入しているかについては、今なお注目を集めています。しかし、「昔ながらのマルウェア」、すなわちウイルス、トロイの木馬、スパイウェア、ワームなど、ランサムウェア以外の厄介なものすべてを無視すると、大きな代償を払うことになります。

 「企業や MSP (マネージドサービスプロバイダ)のITスタッフが不足しているなか、監視すべき脅威はほかに多くあるにもかかわらず、どうしてもランサムウェアやインサイダーの脅威の阻止にリソースが集中しがちです」と、フェニックスのサイバーセキュリティ・アナリストであるセシル・クレイグは、述べています。

 「ほかの脅威」の中には、さまざまなペイロードが含まれています。「事例証拠から、ハッカーはこれまで以上に多様な手法でシステム侵入を試みているようです」とクレイグは言います。

ランサムウェア以外の最近の主なマルウェアのインシデント

Nullmixer (ナルミキサー):Google 検索結果の悪意のあるサイトで宣伝される偽のソフトウェアクラックを通じて、Windows デバイスを十数種類のマルウェアファミリーに同時に感染させる新しいマルウェアドロッパーです。NullMixer は感染経路として機能します。1つの Windows 実行ファイルから12種類のマルウェアファミリーを起動し、1台のデバイスを通して20数種類の感染を引き起こすのです。

 「Nullmixer のようなマルウェアはハッカーにとって、パスワード窃盗やスパイウェアを含むワンストップショップのような役割を果たします」と、クレイグは言います。さらに、トロイの木馬、バックドア、スパイウェア、バンカー、偽の Windows システムクリーナー、クリップボードハイジャッカー、暗号通貨マイナーなどのドロッパーとなる可能性があるとの報告があります。 

Chaos(カオス):最近、目につくようになった IoT (モノのインターネット) マルウェアで、金融サービス業界を含む特定の業種をターゲットとしています。サイバー犯罪者は、Google のプログラミング言語である Go を使用して、特定の IoT デバイスを狙い撃ちしています。

 ZDNetによると、Chaosは、ファイアウォールデバイスの既知だがパッチが適用されていない脆弱性を悪用して、ネットワークへの足がかりを得ようとします。これには、ファーウェイ社の家庭・小規模企業向け無線ルーターHG532に影響を与えるリモートコード実行の重大な欠陥(CVE-2017-17215)や、ザイセル社のルーターにあるより新しい欠陥(CVE-2022-30525)などが含まれます。 

 「これは IoT のエコシステム全体の一例です。実に多くのシステムにおける真の弱点なのです。MSP は、IoT のエントリーポイントを保護し、セキュリティを確保するために警戒を怠らない必要があります」と、クレイグは述べています。

Erbium(エルビウム):あるアナリストはこの新しいマルウェアを「深刻な脅威」と呼びます。

 Laptop Magazine は、Erbium を「パスワード、クレジットカード、クッキー、暗号通貨ウォレット、さらにはそれ以上を狙うデータ・情報窃取ツール」と表現しています。「急速な広がりと入手のしやすさから、将来的には新たな方法でユーザーを感染させられるよう適応していくでしょう」

パワーポイントマルウェアBleeping Computerによると、ロシアのために働いていると思われるハッカーが、マルウェアを配布する手段としてパワーポイントを使い始めたのが最初です。

 「マイクロソフトのロゴにマルウェアを隠蔽したハッカーと同様、これもブランドの知名度を利用したハッカーの一例です。ほとんどの人はパワーポイントを信頼しており、それがマルウェアを送り込む手段であるとは考えもしないでしょう」と、クレイグは言います。

 マルウェアの配布は、Microsoft PowerPoint のプレゼンテーションでのマウスの動きから始まります。これが、悪意のある PowerShell スクリプトを起動させるのです。

官公庁の求職サイトTechRadar によると、サイバー犯罪者は米国とニュージーランドの求職者を食い物にして、Cobalt Strike (コバルトストライク)ビーコンをはじめとするウイルスやマルウェアも配布しているとのことです。 以下は TechRadar からの引用です。

 Cisco Talosの研究者によると、未知の脅威者が、米人事管理局(OPM)やニュージーランド公共サービス協会(PSA)になりすまし、電子メールで複数のフィッシングルアーを送信しています。 

このメールにWord文書が添付されていて、そこに求人情報の詳細が記載されているからダウンロードして実行するよう誘います。

 「求職中のすべての人がわらにもすがる思いだというわけではないでしょうけれど、求職中の人はほかにも考えることがたくさんあり、普通ならありえないようなことに簡単にだまされるかもしれません」と、クレイグは警告します。MSP は、セキュリティの総合的なアプローチを取るべきです。広い網を張りめぐらせ、あらゆる脆弱性に目を光らせている必要があります。

 「たとえランサムウェアの攻撃をうまくかわしたとしても、ほかの攻撃から同じくらい壊滅的な被害を受ける可能性があります。すべてに目配りをしていなければ、思うような効果は上がりません」と、クレイグは言います。 

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この記事はSmarterMSP.comからの転載です。SmarterMSP.com を定期購読すると、MSP ビジネスを強化するための最新のサイバーセキュリティに関する洞察、ニュース、情報がお手元に届きます。

原文はこちら
Beyond ransomware: A look at other malware threats
October 14, 2022  Kevin Williams
https://blog.barracuda.com/2022/10/14/beyond-ransomware-a-look-at-other-malware-threats/

 

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