セキュリティプロフェッショナルは称賛に値する
トピック: コロナウィルス(COVID-19)、リモートワーク
2020年5月6日、Mike Vizard
コロナウィルス(COVID-19)パンデミックの中で義務を上回ることを成し遂げているすべてのヒーローは数え切れません。医療従事者から食料品店の店員まで、さまざまな人への感謝は計り知れません。
一方、セキュリティプロフェッショナルは、ビジネスを継続し、従業員を自宅にとどめるために、数え切れない目に見えない犠牲を払っています。セキュリティプロフェッショナルは、生命を危険にさらしてはいないかもしれませんが、驚くほどの精神力が必要な方法で現在の問題によく対処しています。
セキュリティプロフェッショナル向けの非営利団体である(ISC)²(International Information System Security Certification Consortium)が256人のセキュリティプロフェッショナルを対象に実施した調査からは、私たちすべてが生きている困難な時代を分析できます。
セキュリティプロフェッショナルの81%はコロナウィルスパンデミックの中でタスクが変化していると述べており、約半数(47%)は、モバイルワーカー向けの準備を行うなど、他のITタスクを支援するために、通常のセキュリティタスクの一部またはすべてを奪われていると述べています。
セキュリティの問題の克服
問題は、攻撃者が、現在の危機を悪用して、かつてないほど多くの攻撃を実行している時期に、セキュリティプロフェッショナルが上記のすべての追加的なタスクを引き受けているということです。上記の調査によると、セキュリティプロフェッショナルの約4分の1(23%)は、自社がリモートワークに移行してから、自社に対する攻撃が増加していると述べています。
攻撃の防止が非常に困難になっている理由は、ほとんどの従業員だけでなくセキュリティプロフェッショナルも在宅勤務しているためです。上記の調査によると、セキュリティプロフェッショナルの90%はフルタイムでリモートワークを行っています。また、96%は自社が物理的な職場環境を閉鎖していると述べています。
セキュリティプロフェッショナルには、リモートシステムを保護する能力への強い自信がありますが、欠陥もあります。上記の調査によると、自社のセキュリティ部門にリモートワーカーのサポートに必要なリソースがないと述べているセキュリティプロフェッショナルは、わずか15%です。セキュリティプロフェッショナルの34%は必要なリソースがあると述べていますが、この状況は当面の間にすぎません。41%は自社がリモートワーカーを保護するためのベストプラクティスを採用していると述べており、50%は自社がさらに多くのことを行っている可能性があると述べています。
「ニュー・ノーマル」への影響
xMattersが300人のITプロフェッショナルを対象に実施した調査からは、別の分析を行うことができます。ITプロフェッショナルは、在宅勤務する従業員をサポートする必要性だけでなく、自社が提供するデジタルサービスの使用の増加にも対応しようとしています。この調査によると、回答したITプロフェッショナルの88.4%は自社のデジタルサービスの使用が過去6週間にわたって増加していると述べています。また、79%は自社がインフラストラクチャセキュリティとプライバシーにさらに注力していると述べています。
ITプロフェッショナルの75%は自社がデジタルサービスの使用の増加に対応するツールとプロセスを導入していると述べており、半数(50%)は自社のIT環境がさらに複雑になっていると述べています。約半数(49%)は、勤務時間が増加しているため、WLB(ワークライフバランス)を失っていると述べています。一方、38%は、勤務時間は同じかもしれないが、勤務日が移行しているか、従来と異なる勤務時間に勤務していると述べています。
上記の状況すべてが、どの程度「ニュー・ノーマル」を表すかは、わかりません。現在のパンデミックは、2年間、続く可能性があると言う人もいます。上記のすべての移行がどれほど急激に行われたかを考慮した上で確実なことは、「ニュー・ノーマル」が最終的に確定した後、セキュリティプロフェッショナルの能力がさらに感謝されるということです。
原文はこちら:
Cybersecurity professionals deserve a pat on the back
May 6, 2020 Mike Vizard
https://blog.barracuda.com/2020/05/06/cybersecurity-professionals-deserve-a-pat-on-the-back/