1. HOME
  2. ブログ
  3. Others
  4. SASE(Secure Access Service Edge)とは

Info.

お知らせ

Others

SASE(Secure Access Service Edge)とは

SASE(Secure Access Service Edge)とは のページ写真 1

トピック: Barracuda CloudGen AccessBarracuda CloudGen WANSASE(Secure Access Service Edge)SD-WAN(Software Defined Wide Area Network)シリーズ: 基本に戻るZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)

2021年2月19日、Christine Barry

企業が、ネットワークとデータを保護するために、インターネットとLAN(ローカルエリアネットワーク)の間にファイアウォールを導入できた時代は、それほど昔ではありません。しかし、企業がますます低コストの堅牢なインターネットが実装する新しい機能を活用するにつれて、状況はさらに複雑になりました。次世代ファイアウォールは、さらに高度な方法でトラフィックを管理およびインスペクションするために、開発されました。特定のグループは、このようなファイアウォールによって、特定の時間帯に特定のアプリケーションにアクセスできました。企業が変化すると、インターネットの使用方法も変化しました。次世代ファイアウォールは、ビジネスニーズとユーザIDに基づいて、接続を許可または拒否するための最初のデバイスの一つでした。

従来のファイアウォールとセキュリティアーキテクチャは、当時のニーズを満たしていましたが、現在の企業を保護することはできません。世界的なパンデミックの前も、世界中の企業がパブリッククラウドおよびSaaS(Software as a Service)アプリケーションを導入していました。職場、アプリケーション、および従業員が従来のネットワーク境界の外にますます分散していました。このため、企業は、ビジネスの効率を向上するだけでなく、顧客とさらに親密になり、取引ごとにさらに多くの価値を提供できました。2016年の初め、WEF(世界経済フォーラム)の予測によると、DX(デジタルトランスフォーメーション)がビジネスと社会にもたらす全体的な経済価値は2025年までに100兆ドルを超えます。

DXは進行中でしたが、コロナウィルス(COVID-19)によって、この進行は数年加速しました。パンデミックによって、このような取り組みは優先されました。2020年4月、マイクロソフトのCEO(最高経営責任者)であるサティア・ナデラは2年間に相当するDXが2か月で進行したと述べました。また、2021年の初めには、過去1年がすべての企業と業界を席巻するDXの第2波の幕開けであると言及しました。

現在、企業はOffice 365、SalesforceなどのSaaSアプリケーションを使用するリモートワーカーに依存しています。機密データとミッションクリティカルワークロードはMicrosoft Azureなどのクラウドインフラストラクチャに移行しています。さらに多くのビジネスが、かつてないほどに従来のネットワーク境界の外で行われています。

This is the clearest way to see major trends in @Microsoft‘s business, compiled from data disclosed in SEC filings. Server products and cloud services, including @Azure, pulling away from Office and Windows as the company’s biggest line of business. More: https://t.co/R9KDeGhvF7 pic.twitter.com/ZIbQRyLC7c

— toddbishop (@toddbishop) January 27, 2021

企業は、ビジネスを維持するために、このようなリソースがどこに存在するかに関係なく、ビジネスアプリケーションおよびサービスにいつでもどこでもセキュアにアクセスする必要があります。このため、SASEは必要不可欠です。

SASEとは

SASEは、SD-WAN(Software Defined Wide Area Network)をネットワークセキュリティサービスと組み合わせて、企業リソースへの動的でセキュアなアクセスを提供します。また、クラウドプラットフォームとして、ユーザIDとリアルタイムの特性(デバイスと場所)に基づいて、すべてのタイプのエッジデバイス(ブランチオフィス、モバイルデバイス、IoT(モノのインターネット)システム、エッジコンピューティングの場所など)を接続および保護します。すべてのユーザは、SASEテクノロジによって、シームレスで一貫性のあるセキュアな方法でネットワークにいつでもどこでもアクセスできます。

SASEは個別の機能を実行するWAN(ワイドエリアネットワーク)およびセキュリティポイントソリューションの集合よりはるかに効率的です。また、オンデマンドで適用できるネットワークおよびネットワークセキュリティ機能の世界的なネットワーク全体で動作する1つの統合的なサービスです。このため、ユーザと企業は必要なリソースにセキュアにアクセスできます。

SASEアプローチには下記の利点があります。

  • テクノロジスタックを1つのサービスに統合して、導入の複雑性とコストを削減できる。
  • パートナーおよびベンダ向けのSASEアクセスは従来のVPN(仮想プライベートネットワーク)アクセスよりセキュアで信頼性が高い。
  • 配信が1つのサービスによって効率化されるため、待機時間の影響を受けるアプリケーションのパフォーマンスが向上する。
  • SASE接続は、従業員にとって、従来のVPNアプリケーションより簡単で使いやすい。
  • シームレスで一貫性のあるセッション保護によって、ZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)を全社に導入できる。

バラクーダはSASEをどのように提供しているか

Barracuda CloudGen WANは、Microsoft Azure上にネイティブに開発されており、マイクロソフトのグローバルネットワークをバックボーンとして使用している高パフォーマンスのセキュリティおよびSD-WANソリューションです。また、リモートユーザがセキュアにアクセスできるクラス最高のSD-WANを必要とする企業向けにマイクロソフトと共同で開発されました。

Barracuda CloudGen Accessは、リモートユーザが、ユーザIDとデバイスステータスに基づいて、リソースにセキュアにアクセスできるZTNAソリューションです。このソリューションはマルチクラウドワークロードにゼロトラストアクセスを提供する必要がある企業に最適です。

Barracuda CloudGen WANまたはBarracuda CloudGen Accessの無料の評価版を試用するには、www.barracuda.comにアクセスしてください。

原文はこちら:

What is SASE (Secure Access Service Edge)?

February 19, 2021 Christine Barry

https://blog.barracuda.com/2021/02/19/what-is-sase-secure-access-service-edge/

関連記事