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IT部門はWFA(どこからでも勤務)という新しい段階に備えている

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トピック: ネットワークおよびアプリケーションセキュリティ

2021年5月10日、Mike Vizard

過去1年以上、セキュリティ部門は、程度の差こそあれ、従業員がWFH(在宅勤務)できるようにしています。現在、ほとんどの企業は、企業ネットワークに日常的に接続している何百万ものエンドポイントをほとんどの人が期待していたよりはるかに適切に保護していると言ってよいでしょう。

しかし、次の大きな課題があります。今後数週間~数か月間、さらに多くの従業員がオフィスに戻ることは間違いありませんが、コロナウィルス(COVID-19)のワクチン接種が広く普及しているにもかかわらず、集団免疫が達成されるとは思われません。このため、セキュリティ部門は、当面の間、従業員がWFAできるようにする必要があります。IT企業がITを管理するゼロトラストアプローチに移行するにつれて、当然、WFAのセキュリティへの影響は大きくなります。

IDG(International Data Group)がBlackBerry向けに米国、カナダ、および英国の300人のITプロフェッショナルを対象に実施した調査によると、回答者の10分の9は、従業員が、パッチが適用されていないシステム、および古いソフトウェアとデバイスをオフィスに返却することを懸念しています。回答者の大半は、PCを返却後すぐに隔離すること、または企業ネットワークへの接続をユーザに許可する前にパッチ更新をスキャンおよびインストールすることを計画しています。

また、米国、カナダ、および英国の平均的な企業では、従業員の約5分の1(18%)が企業データへのアクセスに個人のPCを使用しており、20%が個人のスマートフォンを使用しています。

全般的に、この調査によると、現在、米国では、従業員の平均19%がWFHしていますが、今後6か月で、この割合は約4分の1(23%)に増加すると予測されています。この割合は英国とカナダの方が大きく、現在、従業員のそれぞれ41%と38%がWFHしていますが、今後6か月で、この割合は、それぞれ29%と32%に減少すると予測されています。

新しいソリューションへの移行

米国では、回答者の半数以上(58%)は、現在のパンデミックによって、スキルギャップとセキュリティ意識の問題が悪化したと述べており、3分の1以上(35%)はITインフラストラクチャがリモートワーカーをセキュアにサポートできるかどうかに不安を感じています。この調査によると、今後数か月間、多くのIT企業はエンドポイントセキュリティを見直します。たとえば、回答者の21%はEDR(Endpoint Detection and Response)機能の導入を計画しており、31%は検討しています。また、約3分の1(32%)はEDRをすでに導入しています。

モバイルの攻撃検出ツールも優先事項です。このようなツールを導入している回答者は16%にすぎませんが、回答者の28%は導入を計画しており、31%は現在評価しています。80%以上は、現在または将来のEDRテクノロジが、従来のエンドポイントデバイスとモバイルデバイスの両方をサポートすることを求めています。また、半数(50%)は、デバイスが、オフラインであるか、企業ネットワークに接続していない場合も、攻撃を検出できる機能を求めています。

セキュリティプロフェッショナルは、エンドポイントテクノロジが、ユーザの場所、デバイスなどの要素に基づいて、セキュリティポリシーを動的に変更することを求めています。この機能に期待される利点はUX(ユーザエクスペリエンス)の向上と摩擦の減少(44%)、継続的な認証(43%)、および修復コストの削減(43%)です。

コストを削減(42%)し、さらに広範なデバイスサポートを実現(41%)し、攻撃の拡散を防止(40%)する取り組みの一環として、すべてのエンドポイントプラットフォームでインシデント検出および対応を統合することも大きな要件(80%)です。

必要なエンドポイントセキュリティ機能のほとんどに対応するUES(Unified Endpoint Security)プラットフォームの認知度は比較的高い(90%)にもかかわらず、この調査によると、UESを導入している回答者は11%にすぎません。回答者の4分の1以上(27%)は導入を計画しており、37%は現在評価しています。また、4分の3以上(76%)はマネージドサービスとして導入する可能性が高いと述べています。一般的に、エンドポイントセキュリティに必要な主要な属性は管理しやすさ(37%)、価格(35%)、および導入しやすさ(32%)です。

この調査によると、IT部門がエンドポイントセキュリティに苦慮している1つの理由は、ITセキュリティ部門が意思決定者である企業が25%以下であり、ネットワーク部門とITインフラストラクチャ部門がリモートネットワークに最も影響力を及ぼしていることです。誰が責任者であるかにかかわらず、企業がWFAのさらに困難な問題を乗り越えるには、さらに協力的なアプローチが必要になることは明らかです。

すべてのデバイスと場所から、すべてのアプリケーションとデータへのゼロトラストアクセスを実現

原文はこちら:

IT teams prepare for new stage of “work from anywhere”

May 10, 2021 Mike Vizard

https://blog.barracuda.com/2021/05/10/it-teams-prepare-for-new-stage-of-work-from-anywhere/

 

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