1. HOME
  2. Blog
  3. Blog
  4. 海外ブログ
  5. 最新トレンド:集中型セキュリティ、分散型テクノロジー

Info.

お知らせ

海外ブログ

最新トレンド:集中型セキュリティ、分散型テクノロジー

最新トレンド:集中型セキュリティ、分散型テクノロジー のページ写真 1

2024年4月10日、Christine Barry

ガートナーが最近発表した調査報告書では、IT 機能の分散化が進むと予測しており、ほとんどの CEO や上級経営幹部が、より多くのテクノロジー業務を事業部門内で直接行うことを望んでいるとの調査結果が出ています。このレポートの抜粋はこちらからダウンロードできます。

特に興味深いデータが2つあります。

  1. 「2027年までに、従業員の75%が IT 部門の監督下にないところで技術を取得・変更・作成するようになる。その割合は 2022 年の 41%と比較すると著しい増加である」
  2. 「CEO と上級経営幹部の 67%は、より多くのテクノロジー業務を事業部署/部門内で直接行い、IT 部門での作業を減らすことを望んでいる」

 

こうした傾向は、重要な問題を提起しています。全社的なサイバーセキュリティ態勢の可視性を保ちつつ、企業はどうすればこの分散化を実現できるのでしょうか。

ガートナーの調査と並んで、いくつかの情報源は、サイバーセキュリティにおける AI の年平均成長率(CAGR)が 19.8%から 25.5%と、2桁の伸びを予測しています。ほとんどの企業はすでに、サイバー攻撃の防止と対応に AI が不可欠であると考えており、AI を活用したセキュリティの採用は今後も拡大していくでしょう。こうした傾向は、サイバーセキュリティ・プラットフォームの採用が拡大していることからも明らかです。本記事の最後に、こうした調査結果の出典が記載されています。

サイバーセキュリティ・プラットフォームは、企業がサイバーセキュリティを管理し、企業全体のリスクを評価するための統合リソースを提供します。高度なレポート機能により、セキュリティチームは各ステークホルダーに、それぞれの関心分野に必要な情報を提供することができます。これらのプラットフォームは AI 駆動型で、緊密に統合されたセキュリティソリューションによってさまざまな攻撃ベクトルを防御します。また、最新の脅威インテリジェンスで継続的に更新されます。

一元管理されたサイバーセキュリティ・プラットフォームを使用することには、いくつかの利点があります。

  • 統合されたセキュリティ体制:ネットワーク、エンドポイント、クラウド環境全体のセキュリティ状況を包括的に把握できます。
  • 管理と運用の簡素化:単一のダッシュボードで企業全体のセキュリティを管理・監視できます。
  • 費用対効果:サイバーセキュリティ・プラットフォームは通常、複数の個別ソリューションに関連する定額料金やライセンス料といった支払いの数を削減します。
  • 高度な脅威インテリジェンス:プラットフォームは、複数のソースと脅威ベクトルからのデータを使用して、脅威活動に関する洞察を向上させます。
  • インシデントレスポンスの迅速化:インシデントレスポンスの一元化により、脅威の検出と修復に要する時間を短縮します。
  • 拡張性:統合されたサイバーセキュリティ・プラットフォームは通常、企業のニーズに合わせて拡張したり縮小したりすることが容易です。
  • ベンダー管理の合理化:単一のベンダーと連携することで、ベンダーとのコミュニケーションとサポートが簡素化されます。

 

統合プラットフォームはまた、習得しやすいインターフェイスと統合されたコントロールを備えた単一のダッシュボードを提供し、セキュリティとコンプライアンスの管理に関連する諸経費を削減します。

直感に反するかもしれませんが、集中型セキュリティはテクノロジーの分散化をより安全かつ容易にします。以下にいくつか例をあげましょう。

  • 統一されたセキュリティ基準が全部門に適用され、各部門の慣行に依存しないセキュリティのベースラインが維持されます。
  • サイバーセキュリティを一元管理することで、組織全体のセキュリティインシデントを監視するための単一のコントロールポイントを提供します。複数のセキュリティソリューションにまたがるインシデント対応に伴う複雑さを最小限に抑えます。
  • 包括的なサイバーセキュリティ・プラットフォームには、レポートと監査ツールが統合されているため、さまざまな事業部門にわたってコンプライアンスを実証することが容易になります。

 

プラットフォーム自体は一元化しつつ、必要なツールや情報を事業部門に提供することで、分散化された意思決定をサポートできます。個別の事業部門は、組織全体のセキュリティ戦略に沿いつつ、固有のサイバーセキュリティ・ニーズを管理することができるのです。

バラクーダのサイバーセキュリティプラットフォームとビジネスを保護する方法について、詳細は、こちらまで。

参考文献

 

原文はこちら
Latest trends: centralized security, decentralized technology
Apr. 10, 2024
https://blog.barracuda.com/2024/04/10/latest-business-trends–centralized-security–decentralized-tech

Related posts