質疑応答: Barracuda RMMで効率を向上する方法
トピック: マネージドサービス
2021年4月13日、Doris Au
先月、バラクーダがセキュリティ中心のRMM(Remote Monitoring and Management)プラットフォームの新しい名前を発表したことをご存じでしょうか。このプラットフォームは、これまではBarracuda Managed Workplaceと呼ばれていましたが、今後はBarracuda RMMと呼ばれます。Barracuda MSPはMSP(マネージドサービスプロバイダ)パートナーが提供しているセキュリティ中心のサービスに引き続き注力しているため、この変更は魅力的なステップです。
Barracuda RMMの最新リリースでは、名前の変更だけでなく、新しい統合などの機能強化も実装されています。今回のリリースの詳細について、Barracuda MSPのシニアプロダクトマネージャであるMark Whiffenに話を聞きました。
Barracuda RMMの新機能とは
質問: 先週、RMMプラットフォームが大幅に更新されました。今回のリリースには、どのような機能が実装されていますか。
Barracuda RMMの最新リリースでは、MSP向けのセキュリティサービスの提供をさらに効率化しています。Barracuda MSPは、中小企業を現在の攻撃から保護し、MSPがセキュリティ中心になるために、多層的なセキュリティ戦略を活用することの重要性を認識しています。
一方、この結果、MSPにとって非効率性が生じる可能性があることも認識しています。つまり、さまざまなセキュリティソリューションを監視および管理するために、さまざまな製品プラットフォームを通過する必要があるということです。このため、MSPは、少ない時間を費やすだけでなく、製品ごとのプラットフォームのニュアンスを知る必要もあります。Barracuda MSPは、このような運用の非効率性を削減するために、さまざまなセキュリティレイヤをセキュリティ中心のRMMツールと統合することに注力しています。
以前のリリースでは、サードパーティの新しいパッチ管理自動化ツールであるBarracuda Advanced Software Management、およびOffice 365 API(アプリケーションプログラミングインターフェース)を統合しました。前回のリリースでは、高度なWebセキュリティソリューションであるBarracuda Content ShieldをBarracuda RMMと完全に統合しました。今回の最新リリースでは、Barracuda RMMをソフトウェア専用のバックアップおよびディザスタリカバリソリューションであるBarracuda Intronis Backupと統合しました。
MSPは、この新しい統合によって、Barracuda RMM Service Centerから直接、顧客のバックアップを導入、監視、および管理できます。MSPは、Barracuda RMMによって、Barracuda RMMで管理されるデバイスにBarracuda Intronis Backupエージェントを導入し、管理されるユーザごとにバックアッププロセスを監視し、バックアッププロセスが成功するように、必要な操作を行うことができます。また、Barracuda RMMから生成されたBarracuda Intronis BackupチケットはPSA(Professional Services Automation)ツールに渡されます。Barracuda Intronis Backupの新しいレポートがBarracuda RMMに追加されたため、MSPはBarracuda RMMをバックアップニーズの中央管理のプラットフォームとして使用できます。
Barracuda Intronis Backupとの統合だけでなく、マイクロソフトのパッチ管理機能の強化も実装しました。Barracuda MSPは、マイクロソフトの無料のパッチ管理機能をMSPに提供していますが、今回のリリースでは、リモートワークステーションのデュアルスキャンサポートを強化し、デバイスが前回チェックインした時期、パッチがインストールされた時期、およびデバイスステータスの詳細をさらに可視化しています。MSPは、このような主要な機能強化によって、パッチ導入のステータスを可視化し、サービス提供時のパッチ導入の潜在的なギャップを特定し、パッチの継続的な脆弱性に対するセキュリティを強化できます。
また、新しいセントラルダッシュボードのパフォーマンスをさらに向上しました。MSPは、顧客の環境ステータス、および顧客のネットワークが最適に動作していることを確認するために対処する必要があるアラートを迅速で簡単に一目で把握できます。新しいセントラルダッシュボードは、まだベータ段階ですが、MSPパートナーからの意見に基づいて、引き続き開発しています。
質問: 今回のリリースには、複数の魅力的な機能強化が実装されています。近い将来、他にどのような機能強化を期待できますか。
セキュリティと統合が引き続きテーマになります。現在、PSAツールとの新しい統合、組み込みのセキュリティ評価機能の強化、およびBarracuda RMMで監視できるウィルス対策ソリューションの拡張など、複数のイノベーションを予定しています。Barracuda MSPの目標は、MSPが、Barracuda RMMによって、セキュリティ中心になることです。Barracuda RMMは、MSPが顧客と定期的に使用できる無料の組み込みのセキュリティ評価機能を提供し、MSPがビジネスの機会に転換できるセキュリティギャップを特定します。また、顧客のセキュリティニーズを可能なかぎり多く提供し、顧客を現在の攻撃から保護できるように、異常をリアルタイムに監視します。その間、MSPの効率を向上し、不要な運用のオーバーヘッドを削減できます。
概要は上記のとおりです。
この記事はSmarterMSP.comに掲載されたものです。
原文はこちら:
Q&A: How to drive efficiency with Barracuda RMM
April 13, 2021 Doris Au
https://blog.barracuda.com/2021/04/13/qa-how-to-drive-efficiency-with-barracuda-rmm/