バラクーダの SASE プラットフォームを使用して、ビジネスを迅速化し、セキュリティを確保した企業の実例
2024年1月2日、Tony Burgess
イオンボンド社は、特殊なプラスチックコーティングやカスタムコンポーネントを製造するグローバルなサプライチェーン企業です。顧客リストには航空宇宙や医療、自動車などの大手企業が含まれているため、保存しているデータの多くは機密性の高い専有情報であり、何としても保護する必要があります。
サイバー攻撃がここ数年増加の一途をたどっていることから、同社の IT 部門責任者ベネディクト・グロッペは、自社のグローバルネットワークのインフラストラクチャをアップグレードする決意を固めていました。効率的なセキュリティ確保が難しくなっていただけでなく、日々の管理も複雑になりすぎていたのです。グロッペが率いる7人のチームは、世界中のデータセンターに散在する 1500 台のデバイスと 70 台のサーバーを管理していました。
詳細な導入事例に記載されているように、ネットワークを合理化し、安全を確保するためのソリューションを求めていたグロッペは、ほどなくバラクーダに注目しました。
「直面している課題を説明し、ネットワークのバックボーンとして Azure を使用したいと伝えました。すると SecureEdge 製品を紹介され、私たちはすぐに気に入りました」
––ベネディクト・グロッペ、イオンボンド社 IT 部門責任者
フル機能の SASE プラットフォーム
Barracuda SecureEdge は、高度な脅威防御、侵入防御などの次世代セキュリティ機能とセキュアな SD-WAN 接続およびゼロトラストアクセスを組み合わせた包括的な SASE プラットフォームです。また、すべて単一のクラウドベースの Web コンソールで制御できます。
グロッペと彼のチームは、40 台以上の SecureEdge デバイスを購入し、世界中の拠点に配備しました。ゼロタッチデプロイメントで SecureEdge Platform の管理コンソールに自動的に接続され、適切な設定ファイルが自動的にインストールされたので、現場では技術者が不要でした。
「導入した初日から非の打ちどころのない体験ができ、まさに求めていたものを提供してくれました」
––ベネディクト・グロッペ、イオンボンド社 IT 部門責任者
すぐに実感できたビジネス上のメリットとしては、遅延の減少、ユーザーエクスペリエンスの大幅な向上、管理オーバーヘッドの大幅な削減などがありました。
「既存の ERP システムのトラフィックをルーティングするために、SD-WANの機能を多用しています。ERP システムは反応が悪く、ほとんど使えませんでした。SecureEdge と Azure を導入して以来、わが社の全オフィスが中央の ERP システムから作業できるようになりました」
––ベネディクト・グロッペ、イオンボンド社 IT 部門責任者
「以前は、ファイアウォールと Azure のグローバルネットワークを維持するためだけに、ネットワークインフラの担当として3人が必要でした。今ではその担当を1人ででき、代わりにほかに時間を割けるようになりました」
––ベネディクト・グロッペ、イオンボンド、IT部門責任者
また、直接的な財務上のメリットもありました。アジアにあるサービスセンターへの高額な MPLS 回線が不要になったので、イオンボンド社はコストを90%削減できたのです。
SASE のメリットについて
SecureEdge がグロッペのチームのネットワーク運用の効率化にどのように貢献したのか、その詳細についてはぜひ、導入事例をお読みください。ゼロトラストの実装方法、なりすましとアカウントの乗っ取りを防止するための AI の活用、ネットワーク全体の帯域幅と ISP の使用量のバランス調整と最適化、SIEM システムとのシームレスな統合などがご確認いただけます。また、Microsoft 365 に保存されているすべてのデータを保護するために、イオンボンド社がなぜ Barracuda Cloud-to-Cloud Backup を選択したかも明らかになっています。
原文はこちら
How one company used Barracuda’s SASE platform to speed and secure business operations
Jan. 2, 2024 Tony Burgess
https://blog.barracuda.com/2024/01/02/how-one-company-used-Barracuda-SASE-platform-to-speed-and-secure-business-operations