1. HOME
  2. ブログ
  3. Others
  4. 役員による予測: 2021年に予測される変化

Info.

お知らせ

Others

役員による予測: 2021年に予測される変化

役員による予測: 2021年に予測される変化 のページ写真 1

トピック: リモートワークZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)

2021年1月13日、Anne Campbell

このブログは2021年のセキュリティの変化、進展、および傾向に関する予測です。最近、バラクーダの3人の役員が、今後1年間の脅威の状況、および企業がセキュリティを確保するために意識する必要がある脅威をそれぞれ独自の視点から予測しました。

COO(最高執行責任者)、Hatem Naguib

まず、2020年のトレンドの半分を予測した人がいたとしたら、2021年について予測してもらうために、大金を支払う必要があると言わせてください。2021年に向けて、2020年の主要なトレンドの多くが継続すると予測されます。具体的な内容は下記のとおりです。

  1. 分散型企業とリモートワーカー: 数週間でリモートワーカーは従業員の10%から90%以上に増加しました。このため、IT企業は従業員向けのアクセス制御とセキュリティ管理の設定に奔走する必要がありました。多くの企業が、主要な従業員をオフィスに徐々に戻しており、生産性を維持できる従業員に柔軟性を与える対策を取っているため、このトレンドは2021年も継続するでしょう。
  2. クラウドの導入: 2つの主要なトレンドがあります。1つは、新しいアプリケーションが、オンプレミスではなく、SaaS(Software as a Service)として提供されていることです。もう1つは、何よりも、既存のオンプレミスアプリケーションのクラウドへの移行が加速していることです。通常、DX(デジタルトランスフォーメーション)、クラウドサービスの活用など、マクロレベルのトレンドはホッケースティックのように高くなりがちです。2020年は、多くの企業にとって、クラウドの転換点でした。コロナウィルス(COVID-19)によって、多くの企業は、ロックダウンとリモートワーカーに対応するために、クラウドサービスへの移行を大幅に加速せざるをえませんでした。
  3. セキュリティの問題の軽減を支援する主要なリソースの不足: 景気後退とコロナウィルスによる雇用喪失にもかかわらず、セキュリティ人材の不足は継続するでしょう。
  4. 新しい現実を悪用する攻撃の増加: 注意散漫な従業員、世界的なパンデミック、景気後退によるコスト圧力、リモートアクセス、およびクラウドサービスの導入の加速のそれぞれだけでも、セキュリティプロフェッショナルにとって懸念材料になるでしょう。このようなマクロレベルのトレンドがすべて同時に発生しているため、このような状況を悪用する攻撃者を最大限に警戒する必要があります。

 

CTO(最高技術責任者)、Fleming Shi

とあるランサムウェアの活動終了ついては、非常に喜んでいますが、懸念もしています。つまり、Mazeランサムウェアは活動を終了しつつありますが、新しいランサムウェアが出現しないということではありません。2021年に向けて、セキュリティを引き続き推進すると思われる主要な要素があります。その一つは、間違いなく、SASE(Secure Access Service Edge)の普及です。2021年は、高度な分散環境のデバイスとエッジを保護することが注力されるでしょう。このため、攻撃はドメインに基づくIPアドレスによって防止できるものではなくなっています。攻撃者はユーザのエンドポイントに侵入します。この場合の攻撃は通常、アプリケーションレベルで実行され、侵入したエンドポイントがアクセス可能なリソースに横展開していきます。たとえば、ファイル同期および共有は、SaaS(Software as a Service)ソリューションであるため、IPアドレスでは拒否できません。このため、セキュリティの観点からは、ネットワーク、IPv4スタック、またはインフラストラクチャスタックから離れて、エンドポイントとデータにさらに近づくために、いわゆる「マイクロセグメンテーション」に注力することが重要になります。

ネットワークセキュリティ担当VP(バイスプレジデント)、Klaus Gheri

コロナウィルスパンデミック、および現在のパンデミックが業務習慣と職場環境に及ぼした変革的な圧力によって、攻撃サーフェスは引き続き増加するでしょう。ZTNA(ゼロトラストネットワークアクセス)ソリューションとクラウドベースのソリューションの導入を加速することは企業がリスクを常に管理する方法です。在宅勤務環境では、企業のエンドポイントは企業のネットワーク境界外で主に使用されるでしょう。このため、多くの企業は現在のエンドポイントセキュリティとコンプライアンスの実施アプローチを見直す必要があります。

Naguib、Shi、Gheriなど、バラクーダの役員はパブリッククラウド、DX、セキュリティの状況などに関する分析結果と専門知識を随時共有しています。バラクーダのブログに登録して、バラクーダの最新情報のすべてを入手してください。

原文はこちら:

Executive predictions: Changes to expect in 2021

January 13, 2021 Anne Campbell

https://blog.barracuda.com/2021/01/13/executive-predictions-changes-to-expect-in-2021/

 

関連記事