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コロナウィルス(COVID-19)危機の中でリモートワークによってセキュリティの問題が急増している

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トピック: データ保護メール保護リモートワーク

2020年5月6日、Fleming Shi

在宅勤務する多くの企業で従業員が新しい働き方に慣れるにつれて、生産性だけでなくセキュリティにも注意が向いていることは、まったく意外ではありません。バラクーダの最近の調査によると、グローバル企業の約半数(46%)はコロナウィルスロックダウンの中でリモートワークに移行してからセキュリティ上の懸念を抱いています。また、49%はリモートワークによって今後1か月間にデータ侵害またはセキュリティインシデントが発生すると予測しています。

バラクーダが独立系調査会社であるCensuswideに委託した上記のグローバル調査は英国、米国、フランス、およびドイツの1,000人以上のビジネス意思決定者からの回答を含んでいます。回答した企業の半数以上(51%)ではリモートワークに移行してからフィッシングが増加しています。

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主な調査結果

  • 回答した企業の51%では、リモートワークに移行してからフィッシングが増加している。
  • 51%では、従業員がリモートワークに関わるリスクについて、十分な知識を持っておらず、適切なトレーニングを受けていない。
  • 46%では、Webアプリケーションがセキュアであるという自信がない。
  • 50%では、従業員が自分のメールアドレスとデバイスを業務に使用することを許可している。
  • 40%では、セキュリティ予算の削減をコロナウィルス危機への対処に役立つコスト削減手段として行っている。

性急な移行の落とし穴

上記の調査結果からは、セキュリティの問題、および企業が受けているフィッシング攻撃の増加がコロナウィルス危機という緊急事態の結果であることは明らかです。多くの企業は従業員の健康と安全を保護するためにリモートワークを性急に導入せざるをえませんでした。必然的に、このような短期間にリモートワークに完全に移行したため、特に、自分のデバイスでデータを交換および共有している多くの従業員には、無数のセキュリティの問題が生じています。

実際、バラクーダの上記の調査によると、ビジネス意思決定者の51%は、従業員が長期間のリモートワークに関わるリスクについて、十分な知識を持っておらず、適切なトレーニングを受けていないと述べています。また、46%はWebアプリケーションが完全にセキュアであるという自信はないと述べており、50%は従業員が自分のメールアドレスとデバイスを業務に使用することを許可しています。

他の調査結果

  • 回答した企業の46%はリモートワークに移行してからセキュリティ上の懸念を抱いている。
  • 49%はリモートワークによって今後1か月間にデータ侵害またはセキュリティインシデントが発生すると予測している。
  • 50%は、データ保護とセキュリティに適切な資金を供給できる場合、従業員の削減を検討している。
  • 55%は、コロナウィルス危機がなかったら、今後5年以内にリモートワークを導入していなかっただろうと述べている。
  • 56%は、コロナウィルス危機が終わった後も、リモートワークを引き続き拡大することを計画している。
  • 53%は、コロナウィルス危機によって、すべてのデータをクラウドベースに完全に移行する計画を加速している。

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セキュリティを軽視するリスク

非常に困ったことに、企業の5分の2(40%)はセキュリティ予算の削減をコロナウィルス危機への対処に役立つコスト削減手段として行っています。

間違いなく、この対策は誤っています。コロナウィルスパンデミックが世界中に拡散してから、攻撃者は脆弱なセキュリティインフラストラクチャを導入している可能性がある企業を攻撃しようとしています。企業がセキュリティを軽視すると、攻撃者は、ますます高度化する信じられないほど巧妙なフィッシングによって、トレーニングを受けておらず攻撃を受けやすいリモートワーカーを攻撃する可能性があります。

多くの企業は、リモートワークの3か月目に入って、上記のような増大する脅威への対処に再び注力する時期を迎えています。このような重大な時期には、コロナウィルスと苦闘している多くの企業にとって、1回のデータ侵害が最後の一撃になる可能性があります。また、現在の脅威の状況では、攻撃者が企業のセキュリティをテストすることは、確実になっており、時間の問題です。

移行の加速

コロナウィルスパンデミックによって、リモートワークへの移行が大幅に加速しました。この傾向は、徐々に本格化していましたが、近い将来、拡大するとは予測されていませんでした。バラクーダの上記の調査によると、回答した企業の55%は、コロナウィルス危機がなかったら、今後5年以内にリモートワークを導入していなかっただろうと述べています。しかし、多くの企業はリモートワークへの移行を行っているため、この変化は持続的なものになる可能性が高いです。回答した企業の半数以上(56%)は、コロナウィルス危機が終わった後も、リモートワークを引き続き拡大することを計画しています。

現状に対応して、クラウドへの移行も加速しています。回答した企業の53%は、コロナウィルス危機によって、すべてのデータをクラウドベースに完全に移行する計画を加速しています。この変化は企業のビジネスの方法に長期的に影響します。

Enable remote work while securing your data during the COVID-19 pandemic

原文はこちら:

Surge in security concerns due to remote working during COVID-19 crisis

May 6, 2020 Fleming Shi

https://blog.barracuda.com/2020/05/06/surge-in-security-concerns-due-to-remote-working-during-covid-19-crisis/

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